自分が上手くいかないのを汗が原因のせいにしたくなる気持ちも分かります。
「自分の営業の成績が上がらないのは汗臭いからだ」「失悪しだのはワキガのせいだ」というぐあいです。
汗やワキガは自分の身体とはいっても、自分の努力でどうなるものでもないので、その意味では責任を転嫁するのに都合がいいわけです。
ほんとうの多汗症やワキガではないわけてすから、うまくいかない原因はほかにあったり、あるいはしかたのない結果かもしれないのに、汗だのワキガだのと持ちだして失敗の理由をこじつけてしまう。自分の都合のいいように世界を解釈し、合理化してしまうのです。
これは学校の勉強ができた人、プライドの高い人に多くみられる傾向があります。
でも汗があってこそ、私たちは生きているのです。
参考ホームページ:汗 原因http://beautyful-health.com/archives/228
昔は、夏バテといえば体力のない老人のものでした。それが働きざかりの世代や元気ざかりの子どもに移ってしまったのは、やはり冷房のせいです。
冷房のきいた室内とヒートアイランドになった街を往復するうちに、汗腺がどうしていいかわからなくなり、自律神経まで乱してしまうのです。
これが異常な汗の原因です。
自律神経とは、その名のとおリ身体の働きを「自ら律する」つまり自分でコントロールする神経です。自律神経の守備範囲は、内臓や血管の収縮・拡張、ホルモン分泌など、およそ身体じゆうといっていいほどです。
ですから、ひとたび自律神経が乱れると、ありとあらゆる自覚症状が現れるのです。頭痛、肩こり、しびれ、動悸、のぼせ、胃痛、腰痛、吐き気、下痢といったぐあいです。
不快症状のオンパレードですね。若い人がささいなことで牛レるようになり、出社拒否の会社員が増えている背景には、こうした内的な原因もかなりあることでしよう。