腰痛ストレッチング直後の筋力低下

筋紡錘は筋肉の長さ情報を感知するセンサーです。このセンサーの感度が低下すると筋肉をよく脱力できるようになるために筋肉が伸びやすくなるのですが、強い筋収縮を起こしたいときには、これがマイナスに作用すると考えられます。

収縮司令を出す上で、必要となる情報の1つが得られにくくなるためです。
特に動的動作において、ストレッチング直後の筋力低下は顕著にみられます。動的な動作では筋肉が一度伸ばされてから短縮するSSC(Stretch-Shortening Cycle : 伸長一短縮サイクル)という収縮形態をとります。腰痛対策にもとても良いです。

筋紡錘の感度が低下すると、筋肉が伸びたという情報をもとに強く短縮させるSSCで強い力発揮を行いにくくなると考えられます。

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